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DUCATI 900SS FE
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購入の序章
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山形での学生時代、DUCATIの正規ディーラー Factory にならぶ真っ赤なバイク。その当時は 900SS と 851、888 が最も多く、Mont Juich とか Laguna Seca も存在感があった。「いつかは乗ってみたい」、強烈な出会いだった。その後タンブリーニのデザインする 916 がデビューし、SUPER BIKE での DUCATI の快進撃もそのころから始まったように記憶している。
しかし、916 のあの横に長い目玉とグラマラスなカウルの印象は意外に薄く、80年代後半から 90年代後半にかけての四角い目玉、シンプルなカウルをまとう 900SS こそ DUCATI なんだっ!!!という第一印象がしっかりと刷り込まれてしまったのだった。
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YAMAHA のXJ750E、XJR1200 と空冷マルチを乗り継いだが、スムーズなエンジンに物足りなさを感じ始め、結婚して子供も生まれて少しバイクから遠ざかりつつあった。そんな 2003年、Monster 1000S との運命の出会いをきっかけにおそろしき DESMO 道へと入り込んでしまった。
3000回転以下は全く使い物にならないギクシャクとしたエンジン、下道では 3速まで、せいぜい 4速までしか使うことはないし、知らない人が聴いたら壞れているんじゃないかと思うぐらいのメカニカルノイズ。絶対的パ
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DUCATI にはまる原因となった
Monster 1000S
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ワーは国産 4気筒には到底かなわない。でもひとたび跨って走り始めると、そこには何とも言えない麻薬的な喜びがある。Monster にはずっと乗り続けるぞと心に誓っていたのだが、メインコンピューターの不調でしばしば燃調が狂い、電気系統の故障でツーリング中に走行不能となり、こともあろうにロードサービスのトラックの上での転倒というあり得ない不幸にも見舞われ、タンクがベッコリと凹んでしまった。タンクは新品に交換してもらい、電気系統の部品もメーターアッセンブリーごと交換、メインコンピューターもクレームで交換決定と、形の上ではすっかり直ったのであったが、「傷物になった」という喪失感、故障だからアッセンブリー交換という新しすぎな感じに対する違和感(バイクはもっとメカニカルな存在であるべきです)、メーターアッセンブリー交換で 0 km に戻ってしまったオドメーター。せっかく距離を重ねていこうと思ったのにその夢は消えてしまった。
そんなことを考えていた頃。2006 年の正月明け、旧友との新年会に参加するために訪れた山形は記録的な豪雪に埋もれていた。大雪だからとかなり早く仙台を経ったのでだいぶ時間が余っている。ふらりと立ち寄った Factory で一台の真っ赤な 900SS が目にとまった。タンクもカウルもフレームもエンジンもきれいだ。走行距離はたったの 2000 km!ステアリングのトップブリッジにはシリアルナンバーの刻まれたプレートが鎮座し、前輪には鋳鉄製のディスクローターがついている。ということは FE つまり 1997/1998 年に 500 台だけ生産された Final Edition ということか。でも FE はシルバーのみだったはずである。なんでも前オーナーが外装を赤に換装したとのことであった。ステップは AELLA 製が装着されている。サイレンサーは照美さんのカーボンがくっついている。「あぁ ずっとあこがれていた 900SS」、程度は極上、価格も妥当。私の最大の長所であり、同時に最大の短所でもある『即断即決』がいかんなく発揮された。そして 1月22日には Monster とのお別れ、27日には 900SS の正式な契約へと事態は急ピッチで進んだのであった。
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問題は車検をいつ通すか。すぐにでも通してもらいたい気持ちを抑え、3月中旬車検にしてもらった。なぜか・・・雪が消えないと仙台に乗って帰って来ることはできません。2月に車検を通しちゃうと、2年後、4年後、6年後とずっと真冬に車検になっちゃいます。雪国ではこれは御法度なんです。手元に来るその日まで楽しみに待つことにします。
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納車
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2006年3月11日、最高気温18℃前後、快晴。絶好のバイク日和に 900SS を受け取りに山形の Factory を訪ねた。今回はご近所の S さんが車を出してくれた。山形道を山形市を見ながら下りていくと、前方事故の注意表示が出ていた。事故現場を通り抜けると、車4台ほどの多重事故。なんとそのうちの一台はあろうことか覆面パトカーだった。びっくり。
山形蔵王インターを下りて、まず山形のソバを食べに行く。西蔵王高原の三百坊で板ソバと天ぷらを食べた。山菜がおいしい季節がやってきた。ソバを食べるのもそこそこに Factory に向かうと、春到来ということでショップには装着を待つ大量のパーツ類が並べられていて、ショップ全体が華やいでいる。その中にひときわ輝くマシンが・・・我が 900SSFE である。
オーナー夫人から書類の説明を受けていると、オーナーが 900SS のエンジンに火を入れた。腹に響く排気音。音というよりも空気の塊が飛んでくる感じだ。
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ハンドルポストには 413 というシリアルナンバーが刻まれている。オドメーターは 2318 km。アイドリングが安定するまで各部の説明を受け、いよいよ帰路についた。低速でハンドルが切れ込む感じがする。トルク感は Monster よりもはるかに強い。Aella のステップのシフトフィールは申し分ない。S字の切り返しが重くて「ヒラリ」とできない。切り返しの際にはアクセルのオンオフが必要かもしれない。
そんなことを感じながら山形道に入り、快調に走る。トンネルに入ると排気音がこだまする。高速に入ってもやはり切り返しが重い。乗りこなすにはまだまだ相当の時間がかかりそうだ。カウルの恩恵は多大だ。Monster と比較すると明らかに風を受けないのでスピード感と実際の速度にものすごいギャップがある。そんなことを感じながら自宅までおよそ 80 km、1時間弱の初走りを終えた。
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Detailへ
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