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白砂糖の害T
白砂糖の害U
動物性タンパク質・脂肪をとり過ぎるとどうなる
人間と動物の適応食
牛乳信仰の落とし穴
塩の話
正しい食生活を実践し、生活習慣病を予防する上でとても参考になり役立つ本
| 牛乳信仰の落とし穴 日本人は欧米の人々に比べてカルシュウムの摂取が不足しているといわれてきました。 そこで、カルシュウムをとるなら牛乳ということで、成長期にある児童の栄養補給や閉経後の女性の骨粗鬆症の予防のためにも、もっと牛乳を飲むようにといわれてきました。 確かにカルシュウムは、人間の体にとって非常に大切な栄養素です。カルシュウムだけでなく、マグネシュウム・ナトリュウム・カリュウム・鉄・銅・亜鉛などミネラルのすべてが大切な栄養素ですが、カルシュウムに注目するあまり、カルシュウムがたくさん含まれている牛乳さえ飲めば、必要な栄養素すべてとれるというような、あるいはまた、牛乳を飲んでカルシュウムをたくさんとれば健康に非常によいというような「牛乳信仰」が浸透しているのは疑問があります。 牛乳が好きな人で、アレルギー反応とか乳糖不耐症、肥満、高脂血症などのないひとなら、時折ある程度牛乳を飲んだり乳製品を食べたりしても良いでしょうが、それ以外の人には牛乳はおすすめできません。自然の摂理からいえば、どんな動物も成長してから、他種の動物のお乳を飲んでいる動物はいないのです。それだけ考えても、他の動物のお乳を飲む事自体、不自然です。赤ん坊のときどうしても母乳が飲めなくて、しかたなく他の動物のお乳である程度の栄養をとらなければならない。ということはあるかもしれません。人間でも1歳くらいまでは、他の動物のお乳を飲んでもほとんどアレルギー反応等の拒絶反応が起こらないようになっています。腸にある酵素の働きの関係です。歯がはえそろったあとは、牛乳ぎらいな子供に無理に飲ませるようなことはないのです。 牛肉をたくさん食べるのはよくないが、牛乳とか乳製品はたくさん摂りなさいということ自体、おかしいことで同じ動物タンパク質からできているものです。 牛乳は吸収が良いからカルシュウム摂取に良いということの誤解 まず栄養関係者の人たちがいっていることは、「牛乳は非常に吸収が良い」ということです。これはどういうことをいみしているのでしょうか。もしほんとうに牛乳を飲むと腸からカルシュウムがよく吸収されるとすれば、血中のカルシュウム濃度は高くなります。しかし、人間の血液中のカルシュウム濃度は一定で、9−11mg/ccと決まっています。ところが牛乳を飲んだあと血中のカルシュウム濃度急激に上がったとすれば、いったい人間の体の中でどうなるでしようか。今度は、カルシュウムは体から急速に排泄されなければなりません。「牛乳のカルシュウムは非常に吸収が良い」などというのは、そこを考えていないのです。アメリカの栄養学の本の中に、牛乳や乳製品のカルシュウムは30%ぐらいしか吸収しない、結局吸収はあまりよくないとかいてあるものもあります。 牛乳をコップ一杯飲んだからといって、カルシュウム量が一気に増えて体に悪いということはないかもしれませんが、いずれにしてもカルシュウムの量が血中で一定以上になりますと、体はそれに対して、拒絶反応を示します。体はホメオシタス(生体恒常性)といって、血液中の成分でも一定の割合に保とうとする働きがありますのでカルシュウムの濃度が一定以上に高くなると、腎臓から急速に排出しようとします。排出するとき、余剰のカルシュウムだけを排出すればよいのですが、同時にマグネシュウムも亜鉛も鉄も他のミネラルといっしょに排出してしまうのです。アミノ酸やビタミン類もいっしょに排出されてしまうことになります。 また、牛乳には人間の母乳の4倍ものカルシュウム、6倍ものリンが含まれているといわれています。人間のお乳と牛乳で、どうしてそんな違いがあるのでしょうか。それはそれぞれの発達過程と密接に関係があります。人間は20年かけて成長し、大人になります。それに対して牛は1−2年で1人前にならなくてはなりません。それだけ早く成長させる為に、牛の乳にはカルシュウムやリンがたくさん入っているわけです。ゆっくり成長する人間の子供にとって、余分な成分が入ると、消化不良になり、体外にすてられてしまいます。その労力は肝臓や腎臓に仕事を増やして、かえって体をこわしてしまう原因にもなります。 人間の体内のカルシュウム・マグネシュウム・リンの比率は2:1:2に恒久的に決まっています。ところが牛乳はこの比率が10:1:1ですから比率を保つ為に、身体は急激に腎臓から排泄したり、歯や骨からマグネシュウムを持ってきて10:5:10に維持しようとします。 従って骨粗鬆症になりやすい。牛乳消費国ほど骨粗鬆症が多くなる原因になるということです。そして、牛乳は熱消毒しますので酵素が完全に死んでおり、不消化になりやすいし、加熱によってタンパク質の変質が起きます。今、アメリカでは多くの小児科医は、子供たちに低脂肪のスキムミルクでさえも1日コップ1杯以上は飲ませないほうがいいといっています。牛乳摂取の反省期に入っていると思います。牛乳をたくさん飲ませ、肉をたくさん食べさせられて育ったような子供たちに、20歳前に肥満や動脈硬化が多く現れているのです。 乳糖不耐症 牛乳の中にはたくさんの乳糖が含まれています。乳糖は普通の砂糖とは別に、体に吸収されていくには、それを分解する酵素が必要です。乳糖は腸粘膜内で酵素に分解されて、普通の砂糖になったところで腸から吸収されるわけです。ところが、その酵素が十分にない人が非常に多いのです。この酵素は1歳未満の赤ちゃんのころには、ほとんどの人に備わっていますが、年齢が進むにつれて少なくなります。酵素の量の多少というのは、ある人とない人という具合にはっきりしたものではなくて、量的に十分あるひと、不十分な人、ほとんどない人というように幅があります。日本人では75%くらいの人は、十分にない人です。 そういう人が牛乳を飲むと、おなかが張る、腹痛が起こる、下痢をする、といったいろいろな症状となって現れます。これらの症状は乳糖不耐症、または牛乳不耐症といわれるものです。 このような乳糖不耐症の人たちの場合には、乳糖は小腸では吸収されずに、そのまま大腸に行きます。そこで大腸菌によって分解されてガスと酸を生じ、これが大腸を刺激して腹痛とか下痢を起こすのです。つまり、牛乳を飲むことによって下剤のヒマシ油を飲んだときのように下痢をする。そして牛乳に含まれているビタミンやカルシュウムなど種々の栄養素とともに、腸内の栄養分も、便として排出されてしまうのです。 下痢というものは、もともと体に悪い食べ物やばい菌に対する拒絶反応ですから早く出さないと体に良くありませんよ、というわけです。 次に問題なのは牛乳のタンパクです。牛乳タンパクに対してアレルギーを起こす人が多いのです。ふつう、牛乳のタンパク質は胃腸内で酵素の力によって加水分解しポリペプチドを経てアミノ酸にまで分解されて吸収されますが、人によってはアミノ酸になる前の段階で吸収されることがあり、それが腸管を通りぬけて血液の中に入ってしまいます。特に腸管が十分に発達していない小児に起こります。これは異種タンパクとして抗原になり、拒否反応を起こします。これが牛乳アレルギーです。 牛乳にはタンパク質がたくさんありますから、牛乳を多量に飲むことによって、ヒスタミンをはじめ、いろいろな毒物もできるわけです。そういうものが血中に吸収されることで、体にとってはダブルパンチを受けることになるわけです。鼻ずまり・ぜんそく・アトピー性皮膚炎・潰瘍性大腸炎などを起こすアレルギー体質を子供のときからつくってしまうことにもなります。 最近の研究発表の中に、乳糖は白内障と関係が深いとか、乳タンパク関節炎とか呼吸器系の病気をつくりやすい等々があり、最近のアメリカの学者たちは牛乳・乳製品をむしろ摂らないようにすすめているくらいです。 年をとってくるとカルシュウムが減って骨粗鬆症になるから牛乳を飲みなさい、というのは誤りで、牛乳の飲みすぎこそ骨粗鬆症をつくるのです。 小魚・海藻類・野菜類・玄米・麦・豆類などにはたくさんのカルシュウムが含まれています。しっかりかんで、吸収を良くすれば骨粗鬆症の心配はなくなるのです。 イラン国境近くのコーカサス地方には百歳以上の人たちがたくさんいる長寿村として有名な村があり、自家用ヨーグルトが長寿の秘訣として宣伝されたことがあります。ところがその長寿の人たちのインタビューの中でヨーグルトを食べていた人はいなかったという記事が 1998年3月14日付のニュウヨークタイムズに載せられております。 特に骨粗鬆症が多いのはアメリカです。牛乳をたくさん飲む国に骨粗鬆症が、多いのはまさにこのようなことを証明しているのです。 最後に、年をとるにつれてカルシュウムが不足するからと、補助栄養剤をたくさん使用している方がおりますが、過剰なカルシュウムは腎臓から排出されてしまいます。では、排出されずに体に吸収されたカルシュウムは望みどおりに骨になるかというと、40歳以上の特に閉経期後の女性の場合、ほとんど骨にいかないようです。それではどこにいってしまうのでしょう。 困ったことに、排出されなかった過剰のカルシュウムは動脈、胆嚢、腎臓、などに沈着してしまいます。それによって動脈硬化を起こしたり、胆石・腎結石が出来たり、子宮筋腫の石灰化になったりしてしまいます。ですから、特に40歳を過ぎてから、骨粗鬆症の予防にと過剰にカルシュウムを摂取するのは危険でさえあります。 歳をとってきたらある程度骨量が減るというのは自然現象で、白髪になったり、しわが増えたりするのと同じで骨自身も歳をとるわけですから、カルシュウムをたくさん摂って強化しようとするのは、愚かなことばかりか、かえって体に害になることの理解が必要だと思います。教養ある食生活 これが一番大事なことではないでしょうか。一物全体食(小魚・納豆が一番ですよ!) カルシュウムの1日の必要量 600ミリグラム 小魚(わかさぎ・食べるにぼし・めざし)30グラムで1日の必要量が摂れます。 |
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